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【天体観測】火星大接近!
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兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
今回は天体観測のお話です。
【地球と火星が大接近!】
2020年10月6日は、火星が地球に大接近する日です。
国立天文台(NAOJ)さんの「ほしぞら情報」はこちら
「火星と地球が接近する」と言われても、イメージがわきにくいかもしれませんので、こちらの動画をご覧ください
火星も地球も太陽の周りを回っています。
火星が太陽を一周するのは、687日。地球は、365日(=1年)。
「太陽」学校の運動場を、「惑星」君たちがぐるぐる回ってるとイメージしてください。
「火星」君は、大回りでゆっくり走っています(687日で1周)。
「地球」君は、内側のコースを早めに走っています(365日で1周)。
一緒にスタートすると、「地球」君が2年2か月後に「火星」君に追いつきます。
そしてまた2年2か月すると、また「地球」君が「火星」君に追いつきます。
そしてまた...と続くわけです。
【それでも遠い火星】
最接近とは言え、今回一番近くなったタイミングでも、地球と火星の距離は、6,207万㎞もあります。
現在計画されているリニア新幹線は、時速500㎞で東京-大阪を1時間で結ぶと予定されていますが、
これを使っても、124,140時間 = 約5,172日 = 14年くらい かかります。
NASAが開発した世界最速の無人飛行機の速度が、時速11,760 kmとのことですから、
これでようやく、5,278時間 = 219日 = 8か月ほど ですね。
現在活躍中の火星探査機インサイトは、2018年5月5日に打ち上げられ、同年11月26日に火星に着陸していますから、
火星への到着まで半年くらいかかっています。
もちろん、火星に向かっている間も火星は動き続けるわけで...。
予定通りに火星に着陸させ、ミッションを達成していくNASAの技術は本当に素晴らしいな、と思えますね。
【まだ見えます!】
国立天文台さんが、解説付きの天文中継を予定していたのですが…
曇りで三鷹の天文台からは見られなかったとのことです。
それでも、解説が丁寧で、10月1日に撮った火星も出てきますので、興味のある方は是非ご覧ください。
それに、前後一か月くらいは大きく明るく見えるとのことです。
私も10月1日に月と一緒に撮影しています。
左の小さな明るい点が火星です。
この写真では分かりにくいですが、本当に赤く輝いて見えますよ。
是非、晴れた夜空を探してみてください。
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