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【理科実験教室】不思議な大地
- 02_実験教室,high
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
理科実験教室ハイレベルクラス10月第1回目の授業は「不思議な大地」です。
小麦粉とココアパウダーで「地層」を作り、それを動かすことで「断層」を作ります。
さっそくやってみましょう!
【実験装置を作ろう!】
今回の実験にあたって、「地層」を固める板を作ります。
小型の水槽に、小麦粉とココアパウダーを順に押し固めながら入れていきます。
「地層」の出来上がりです。
「断層」には「正断層」と「逆断層」があります。
今回は、横から押す力での実験を行いましたが、横に引っ張られることでも断層は起こります。
【「断層」を作ってみよう!】
出来た「地層」の横にある板を、ゆっくりと横に押していきます。
すると…
上が崩れ、横から見ると「地層」の線が斜めにズレたのが分かります。
大地がこのような状態になったものを「断層」と言います。
今回は、横から押す力での実験を行いましたが、横に引っ張られることでも断層は起こります。
図を見ると、今回の実験が「逆断層」の実験だったことが分かりますね。
【本物の断層はどうやって出来るの?】
実際の大地に力を与えるのは、地球そのものです。
そして、その力は地震を起こすことにもなります。
例えば、兵庫県淡路市にある「北淡震災記念公園」には、阪神淡路大震災の跡を見ることが出来る「野島断層」が保存されています。
作品,CC 表示-継承 3.0, リンクによる
この断層は横ずれも起こしていて、逆断層にもなっています。
どれほどの大きな力が働いたのか、想像を絶するほどです。
この断層は天然記念物として国の指定文化財にもなっています(こちら)
日本は、プレートが沈み込む位置にあるため、これまでも大きな力を受け続けてきています。
この結果出来た亀裂である断層が、何らかのきっかけで大きくズレると、地震となって大地を揺るがせます。
地震のきっかけとなりうる「活断層」は、日本国内で確認されているだけでも約2000あるそうです。
もちろん、地震の周期や規模はそれぞれではありますが、日本は地震の起きやすい国と考え、防災意識を持っておくことは大切なことです。
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