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【3.11】東日本大震災から10年
- 社会,09_その他
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
東大卒講師が勉強のノウハを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。
原子力発電所についても、この10年間、現場の方々が必死になって作業を進めてくださってきました。
東大卒講師が勉強のノウハを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。
【東日本大震災から10年】
3月11日14時46分、宮城県沖を震源地として、大きな地震が起こり、それにより引き起こされた津波、原発への影響もあり、多くの命が失われました。
阪神淡路大震災との大きな違いは、津波による被害の大きさ、そしてその範囲の広さです。
あれから10年が経ったという節目に、改めて思いをいたし、追悼の意と復興への祈念をあらわしたいと思います。
被災地に足を運んだこともありますが、あまりの被害、失われたものの大きさの前に、「部外者」である私は、語るべき言葉を持ちませんでしたし、今もなお、言葉にすることは出来ません。
TVをはじめ、ネット上でも、またマンガや歌など様々なメディアを使って、思いを声に、形にされている方々がたくさんいらっしゃいます。
そういう方々の声に、耳を傾けたいと思います。
【防災につなげるには】
ボーイスカウトには「そなえよつねに」という標語があります。
この言葉が、防災の要だと思います。
阪神淡路大震災について言えば、神戸という地にほとんど震災の経験がなかったことも被害を大きくした一因だったのだと思います。
しかし、東日本大震災では、耐震基準も新しくなり、また1960年にはチリ地震津波という大きな津波被害の経験もあったにもかかわらず、想定を超える大きな被害となったのは、「備える」ということの難しさを表しています。
今日のテレビで、被災地からのメッセージとして、未だに被災したことのない地域こそ、災害に備えて欲しい、という「未災地」という言葉が語られていました。
人間には「正常性バイアス」という心の働きがあります。
異常な状況下においても「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と思ってしまう心の働きで、平時においては意味のある判断なのですが、「防災」を考えた時には、いったんそういった考え方を取っ払って、「こうなるかもしれない」「こんなことが起こるかもしれない」と考えて備えておくことが重要です。
自然災害は、起こるものです。
地震や津波だけでなく、大雨・大雪、洪水、噴火、山崩れ…異常気象によるものもあれば、地球の活動により引き起こされる災害もあります。
常に全てに備えることは難しいかもしれませんが、自分で考えられる範囲の中で、備えられるだけのことはしておきたいものです。
【これからの未来】
原子力発電所についても、この10年間、現場の方々が必死になって作業を進めてくださってきました。
まだまだ処理に向けて、現場での苦労は続いていくと思います。
もちろん、この「夢のエネルギー」をどうするか、という大局に立った見方もしていかなければなりませんし、
一方で、自然エネルギーの有効活用、その要となる蓄電技術のさらなる発展も考えていく必要があるでしょう。
環境について学んできた立場からすると、自然エネルギーにかけられていた枷が緩和されたことには大きな意味がありますし、
これから自然エネルギーを中心に、水素エネルギーや新しいエネルギーが進展していくことを期待しています。
こういった、防災や、新しいエネルギーについて考え、実現し、利用していくのは、新しい世代の皆さんです。
私たちの世代も、その一助になっていけるようにしていきたいと思います。
- 311,311を忘れない,阪神淡路大震災,震災,大震災,東日本大震災,未来
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