キッズアース播磨町校「共明塾」

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【STEAM+】光らせてみよう!

    03_自由研究,理科
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東大卒講師が勉強のノウハウを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。

先日の
に続き、明石の「あかねカレッジ」サイエンス学科OBが集まる会でも、「光る実験」を行いました。

「光る実験」も様々あります。
今回は、ケミカルライトの実験、ブラックライトの実験、蓄光シールの実験を行いました。


【ケミカルライトを体験しよう!】


「ケミカルライト」は「サイリウム(サイリューム)」という名前でも有名ですが、「サイリューム」は商品名なのだそうで(「サイリウム」はぎりぎりOKらしい)、ここでは「ケミカルライト」として書いていきます。

「ケミカルライト」は、「シュウ酸ジフェニル」と「過酸化水素」を混合することで発生する化学発光です(ケミカルライト - Wikipedia)。
今回の実験でも使用した、株式会社ルミカさんのページによると、

蛍光液
エステル系溶剤 92%
シュウ酸エステル 8%
蛍光色素 1%以下
酸化液
エステル系溶剤 75%
アルコール類 20%
過酸化水素 5%
サリチル酸塩 微量

という組成なのだそう。

難しい話はさておき、さっそく液体の混合にチャレンジしてもらいました。
この実験キットは100円ショップで取り扱われています。
これも、ルミカさんの商品になります。

   

本来は手袋をしてやってもらうので、その用意もしていたのですが…。
折るだけで光るケミカルライトを実験した流れで、手袋をするのを忘れたままでした。
反省しております…。

さて、ケミカルライトには、様々な色がありますが、ルミカさんのサイトによると、光の三原色を使うことで、様々な色を作り出すことが出来るそうです。


ケミカルライトの特徴は、熱が出ないことで、そのため、災害時などにも安全に使用することが出来ます。
また、風などで消えることもないため、防災グッズとしても役に立つ製品ですが、消灯は出来ず、使いきりなので、その点には注意が必要です。

 メリット : 火を使わない、熱をださない、電池・電源などが不要、水中(暴風雨の中)でも使用可能
 デメリット: 消灯できない、使い切り・使い捨て、明るさの調整が出来ない

また、夜釣りの浮きにも使われています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ルミカ ルミコ (ケミカルライト)

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いつかルミカさんの工場見学とか行ってみたいですねぇ。


【ブラックライトで光らせよう!】

キッズアース播磨町校に置いてある、この本の紹介から話を始めました。


ブラックライトを使って、自分で「物語」を探しながら、星の神話について勉強できる、とても楽しい本です。

最近は、100円ショップでもブラックライト付きのペンが売られています。


これはインクが透明なペンで、これを使って文章を書くと、「ひみつのてがみ」を書くことが出来ます。
普通は見ることができないけど、ブラックライトを当てると読むことが出来るようになるのです。

さきほどの本も、このようなインクで印刷されている、ということですね。

さて、ブラックライトは、紫外線を出すライトで、暗い中でこの光を当てると、蛍光物質が反応して光ります。

洗濯用洗剤に含まれている蛍光剤や、ビタミンB群、一部の細菌なども光ります。
また、有名なところでは、お札にも、この蛍光物質が使われています。

ただし、ブラックライトには「波長」があって、100円ショップのさきほどのペンでは光らせることは難しいです。



お札、新旧混じっていますが、この印鑑の部分が黄色く光ります。

さらに、玄武洞ミュージアムで買ってきた「光る石」のセットと、100円ショップで買った「蓄光石」にブラックライトを当ててみました。



「光る石」の内訳は、緑色のが【ホタル石】、真ん中の赤っぽいのが【ルビー】、右上のが【琥珀】、左下が【方解石】、右下が【柱石】です。
とても美しく幻想的に光りました。

「蓄光石」は、「石」と名前はついていますけど、蛍光物質を混ぜて石状に固めたモノですね。
「蓄光」だけあって、ブラックライトでも光るのですが、ライトを消した後もじんわり光っていました。


【蓄光シールで遊ぼう!】

「蓄光」は、名前の通り、受けた光を蓄え、それを放出していくことで光ります。

お芝居をしていた時は、「蓄光テープ」をよく使っていました。
客席からは目立たないところに「蓄光テープ」を貼っておくことで、舞台が暗転した時に、舞台装置にぶつからず移動する目印にするのです。

「蓄光シール」は、理科実験の授業でも使っています。
黒い紙上に、星座の形を模しながら「蓄光シール」を貼ると、暗闇の中で自分の作った星座が輝く、という実験です。

 


いろいろな遊び方が出来る実験だな、と思います。


【サイエンスショー】

さて、当校実施のサイエンスショーや実験工作は、テーマ別の体験型実験教室となっており、どの講座も楽しい内容になっています。



もちろん、今回の「光の実験」はじめ、ご相談に応じて、新テーマで行うことも可能ですし、コラボ企画なども検討いたします。
また、金額につきましては、予算に応じての実施とさせて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。


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