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【高校進学】「英語」の勉強法

    06_受験関連
中学校から高校に上がって、英語が難しくなったと感じる生徒は多いです。
 
これは、中学校の英語が「文法と基礎単語を覚えること」を中心に教科書が作成されているのに対し、
高校の英語が「英語で文章を読む」「文法」「英作文」とバラバラになるため、
今までの勉強法とは変わってくるからです。
 

 
英語で文章を読む。
 
中学校の英語は、あくまでも「中学校で覚えるべき文法と単語」が主でしたから、
文法の確認をしてもらうため、文章が短くなっていました。
 
しかし、高校になると、より自然な長い文章を読むことになります。
また、単語も抽象的なものが増え、イメージだけでは覚えにくくなります。
 
これが高校の英語が難しいと感じられる一つ目の原因です。
 
文章を読む力をアップさせるには、量を読むことです。
量を読めば、英語に対して慣れ、スピードも上がります。
大学受験のことを考えれば、読むスピードを上げることは大きなアドバンテージになります。
 
このための最大のコツは「日本語に訳さない」ことです。もっと言えば、
  • 英語を聞いた通りに理解する
  • 知らない単語は知らない単語のまま理解する。
ということです。
 
英語は「結論を先に言い、後から詳しく説明する」という語順を取ります。
聞く側は、詳しくインタビューしているつもりで読んでいけば良いのです。
 
具体的なイメージはこんな感じです。
彼が行く」ー「どこに?」ー「公園に」ー「誰と?」ー「犬と」ー「いつ?」ー「毎日
 
関係代名詞が使われている文章でも一緒です。
前から順番に、素直に意味を取るようにしてみると、思ったより楽に読めるはずです。
 
そして、知らない単語に引っ掛かっていては、読むスピードを保てません。
単語を覚えることは、それはそれで重要なのですが、
読む訓練としては、そのままカタカナ語だと思ってしまいましょう。
それだけでグッと楽になるはずです。
 
 

 
「文法」
 
「動詞の使い方」としての「文法」は、実は中学でほとんど学んでいます。
高校で新しく学ぶ文法の山場は、「関係代名詞」と「仮定法」です。
 
これ以外は、中学の復習と、例外や特殊事例、関連する表現が主なので、
復習をしっかりして、例外や特殊事例に重点を置いて勉強しましょう。
 
さらに進むと「構文」の勉強になっていきます。
構文」は確かに文章のルールではありますが、
特殊な「熟語」だと思って勉強すれば良いです。
 
 

 
英作文
英作文を苦手とする生徒は多いです。
私自身も得意とは言えませんでした。
 
しかし、「書けない」と言ってしまうことが、書けない原因なのです。
 
英作文で大事なことは、文法的に間違わないことではなく
自分の出来る表現の範囲で書いてみることです。
 
この時に、「文法」で学ぶ「構文」が役に立ちます。
構文」を使えば、楽に書ける文章というのがあります。
そういう場合は積極的に活用しましょう。
 
自由英作文の場合は、背伸びせず、自分が書きたいことを、
自分の書ける言葉で書く、ということが大事です。
恰好をつける必要はありません。中学校レベルの単語で十分です。
 
英訳形式の英作文では、元の「単語」にとらわれず、
「文章」で何を伝えようとしているか、ということを考えてください。
 
京都大学で出された問題の中に
ユーモアは人間関係の潤滑油である
というフレーズがありました。
 
さて、では、京都大学は「潤滑油」という単語を知っている生徒が欲しいのでしょうか?
そうではありません。そんな単語問題は、クイズ大学に任せておけば良いのです。
 
この場合、文章から「潤滑油」の意味を考えると、
ユーモアが人間関係をよくしてくれる」ということですよね。
これなら英訳することが出来そうでしょう。
潤滑油」なんていう単語を使わなくても、いや、むしろ使わない方が、意味を伝えられるのです。
 
 

 
共明塾では、勉強の相談をいつでも受け付けています。
各教科ごとの勉強法など、聞きたいことがあればいつでもご相談くださいね。

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