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【単位のひみつ】単位の計算〜「みはじ」のひみつ
- 03_自由研究
いつの頃からか、速さや距離の問題に対して「みはじ」という言葉が使われるようになりました。
「みちのり/はやさ・じかん」
この頭文字をとって「みはじ」と言うそうです。
3文字で覚えやすいですし、これを使うと問題の整理がしやすいので、重宝されているようです。
しかし、「単位も計算されている」ということを理解していると、「みはじ」を使わなくても、単位を見るだけで「みちのり」「はやさ」「じかん」の関係が分かります。
「はやさ」を表す単位は、例えば「50m/分」です。
これは「1分間に50m進む」ということを意味します。
さて、この単位に注目してください。
「m」は「みちのり」を、「分」は「じかん」を表す単位ですね。
つまり、この「m/分」という単位の中に
「m」を「分」で割る = 「みちのり」を「じかん」で割る
ということが書かれているわけです。
「m/分」は「はやさ」の単位ですから、「はやさ(m/分)」は「みちのり(m)」を「じかん(分)」で割ったものだと、単位を見るだけで分かるのです。
もちろん、覚えやすさから言えば、「みはじ」の方が覚えやすいかもしれません。
しかし、本質が分れば、この覚え方をするまでもなく、「みちのり」「はやさ」「じかん」の関係が分るのです。
「単位の計算」は、「面積」や「体積」でも見ることが出来ます。
「面積」の単位はたとえば「」。
これは、縦の「長さ(p)」×横の「長さ(p)」、
つまり「p」×「p」、「「p」の2乗」なので「」です。
「体積」の単位はたとえば「」
これは、縦の「長さ(p)」×横の「長さ(p)」×高さの「長さ(p)」、
つまり「p」×「p」×「p」、「「p」の3乗」なので、「」です。
算数や数学は、非常に論理的に出来ています。
あれ? でも、5人に3個ずつお菓子を配る計算は?
単位をかけると「人・個」あるいは「個・人」になって、15「個」とはなりませんね。
3人ずつ5列に並ぶ場合も、15「人」です。
「なぜなのか」を考えてみる、調べてみるのも、立派な研究です。
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