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【高校入試】2019兵庫県:数学

    06_受験関連

3月12日、公立高校入試がありました。
高校生の皆さん、今年はコロナ休校などある中で、本当にお疲れさまでした。

試験が終わって、結果を待つばかりですが、問題傾向を少し見ておきましょう。

まずは【数学】から。

【数学】

全体から見ると、難易度は高い方だったと思います。

その分、前から言っていますが、大問1など、計算問題でミスをしないで点を取ることの重要性が高まっていた、と言えると思います。

さて、各問を見ていきましょう。

大問1の難易度は低めでしたので、ここの点は確実に取っておきたいところです。
さして難しい問題はなかったので、特に解説はしません。

大問2は、昔ならもう少し後半で出されたような問題。

【グラフ問題】がこんなに簡略化されるとは、というのも驚きでした。
さりげなく、「(リットル)」と「(立方センチメートル)」の認識について聞いているのもポイント。

グラフの問題であり、立体の問題であり、単位の問題であり、「ライトな(軽めの)総合問題」となっていました。

大問3は【図形問題】。

選択式証明問題は、拍子抜けするほど簡単。ここは取っておきたいですね。

この問題のポイントは2問目。
ここさえ解ければ、3問目4問目は難しくないだけに、2問目が解けたかが大問3の分かれ目です。

大問4は、最近よく出てくるようになった、【統計問題】です。
「最頻値」「メジアン」といった言葉の定義さえしっかりしていれば、そんなに間違えないでしょう。

解いてみて、平均値計算の親切設計に笑ってしまいました。
また、3番のタマネギの個数の問題も、その前のヒストグラムを間違えてても計算が出来る親切設計です。

大問5は、【二次関数のグラフ】という基本問題なのですが…。
「コンピューター画面上に描いた」という1行を挟むだけで、難易度を上げてくるとは。

問題として難しいわけではないのですが、苦戦するだろうな、と思います。

3問目は、そこまで難しいわけではないにせよ、時間がかかるのは間違いありません。
正直、後回しにしても良い問題だな、と感じました。

大問6は、今回の目玉問題ですね。

こういう初見問題は、順番に丁寧に解いていく、というセオリー通りの解き方しかありません。
見た目サイコロですけど、サイコロの問題ですらないですから…。

1問目の小問1をヒントに小問2、小問2をヒントに小問3ですね。

でも、小問2と小問3の間には少し距離がありますし、2問目はかなりの難問です。
正直、最後の2問までしっかり解けていれば、どこでも合格間違いなしでしょう。

いわゆるひねってない問題で全問正解していたとしたら、65-75点程度でしょうか。

上位校なら、この点にどこまで加えられたか、ですし、
それ以外なら、この点にどこまで近づけられたか、が勝負ということになります。

もちろん、スピード勝負の部分もありますから、簡単な問題をいかに早く正確に解き、難しい問題に時間をかけることが出来たか、というのもあります。

以上、今年度の数学について駆け足で見てきました。
また、他の教科についても見ていきたいと思います。

人事を尽くして天命を待つ」の言葉通り、あとは発表を待つのみです。

皆様の前に明るい未来が待っていることを願って!

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