キッズアース播磨町校「共明塾」

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【家でもできる科学実験2】目の不思議3

    03_自由研究,04_イベント・講演会

4月1日14時から、ZOOMにてLIVE配信した、タック先生の「家でもできる科学実験2」
「目の不思議(ふしぎ)」の第3回です!
第1回/第2回/第3回/第4回/第5回

過去の配信分はこちら
家でも出来る科学実験〜表面張力の謎〜
オンライン・サイエンスショー〜空気で遊ぼう〜」)

すぐにでも家で出来る実験を紹介していきましょう!

お子様と一緒に、おうちで科学実験を楽しんでみませんか?


第1回では、大きさが変わって見える「錯視(さくし)」を見ていきました。

第2回では、目が二つあることを利用した実験を行いました。

今回は、「あるはずのものが見えない!」という実験をしていきましょう。

<実験ナンバー7>
【タイトル】盲点(もうてん)をみつけよう!
【用意するもの】特になし
【実験手順】


  1. A4の白紙を4つ折りにする(目を隠す用)
  2. 黒の十字の正面に、右目がくるようにする。
  3. 左目を紙で隠す。
  4. からだをゆっくり前後に動かす


ゆっくりからだを動かしていると、赤い丸が消える瞬間があると思います。
これが「盲点(もうてん)」です。


図は「東京工科大学 メディア学部」のページより引用

目に入った情報が、脳に行くためのいわばケーブルの束になっている部分、ここが盲点です。
ここは脳に情報を送る入口になっているので、ここに映ったモノは見ることが出来ないのです。

自由研究としては、

などすると面白いでしょう。

もっと複雑で、面白い実験もありますので、検索してみると良いかもしれません。

さて、ここからは、北岡明佳先生の研究から画像をお借りしたいと思います。

詳しくは、北岡先生のサイトをご覧ください。

<実験ナンバー8>
【タイトル】北岡明佳先生作「あさがお」
【用意するもの】特になし
【実験手順】

  1. 青い花びらの先にある黄色い〇を見つける
  2. 全部同時に見られるか試してみる

<実験ナンバー9>

【タイトル】北岡明佳先生作「ほたる」
【用意するもの】特になし
【実験手順】

  1. 中央の黄色い点をじっと見つめる

周りの青い点がいくつか消えてしまいます。
この現象には、「トロクスラー効果」という名前がついています。

「盲点(もうてん)」は、物理的に「その位置に来ると見えない」という現象でしたが、
これら北岡先生の作品は、実際に見えなくなるわけではありません。

研究者の方々は、これがなぜ起こるのかを調べていますが、絶対にこれ、という答えが出ているわけではありません。
もしかすると、将来この答えを見つけるのは、これを読んでいるあなたなのかもしれません。

次回は、「ないはずのものが見える!?」です。

その前に…

今回は、「錯視」について、様々な書籍、サイトを参考に資料を作成しています。

第1回、第2回については、私が作成しておりますが、
第3回については北岡先生のサイトから画像をお借りさせて頂きました。

また、北岡先生が監修された、『錯視完全図解』の内容を中心に構成しています。


錯視完全図解―脳はなぜだまされるのか? (Newton別冊)
Amazon(アマゾン)
350〜5,980円

 

北岡先生は、立命館大学・総合心理学部/文学部 心理学専攻の教授で知覚心理学(錯視・目の錯覚)を研究されています。

また他の「錯視」についても、より深く知りたいという方は、是非下記各サイトをご利用ください。


古典的錯視 illusion forum
立体視 キャノンサイエンスラボ・キッズ
補色残像 カラフルモノトーン(アプリ)
動く錯視 北岡明佳の錯視のページ
立体錯視 杉原厚吉

 

さて、この記事は、ZOOMを使って、4月1日14時から配信した実験に基づいています。

ZOOMは、スマホでもPCでも、リンクにアクセスするだけで、会議などにリアルタイムで参加出来るシステム

今回、この場を提供してくださった「こねくとらいん」さんは、様々な「好き」や「特技」を持った人たちの世界をWeb会議ソフトZoomを使って皆さんとシェアしあうコンテンツ。


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