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【食べられる実験】キラキラゼリーを作ろう!
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兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
④ ゼラチン液とそれぞれのジュースを混ぜてゼリー液を作る。
以前、「【食べられる実験】「ゼラチン」を使ってお菓子作り!」で、
小学生の女の子たちに人気の「ルルとララ」(岩崎書店)シリーズのレシピを使ってお菓子作りをしました。
今回も、このシリーズのお世話になりながら、美味しいお菓子を作っていきましょう!
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【12ヶ月たんじょうせきゼリー】
まずは、ゼラチン液を作ります。
【共通の材料】
【ゼラチン液の作り方】
① ゼラチンに水をいれてふやかします(5分ほど)
② ふやかしたゼラチンをレンジで30秒温めます
③ ②に砂糖を入れて溶けるまで良く混ぜ、室温まで冷やします。
2種類作るので、これを2回作ります。
では、6月の「パール」と11月の「トパーズ」を作りましょう!
【「パール」の材料】
【「トパーズ」の材料】
【「パール」「トパーズ」の作り方】
⑤ ゼリー液を型に入れ、冷蔵庫で1~2時間冷やす。
⑥ 型から出して、お皿に盛り付ければ完成!
(そのまま食べてもOK!)
(「パール」の上に「トパーズ」を注いで、2層のゼリーにしました。)
【あなたの誕生石は何ですか?】
ゼラチンについては、「【食べられる実験】「ゼラチン」を使ってお菓子作り!」でお話したので、
今回は「誕生石(たんじょうせき)」について調べましょう。
誕生石は、自分の生まれ月にちなんだ宝石です。
もともとは、聖書に由来する…との事ですが、アメリカの宝石商組合が定めたものがもとになっており、日本では全国宝石卸商協同組合が制定した、となっています。
サンゴ・ヒスイは日本で、水晶・カーネリアンは英仏で追加されたそうです。
各国で好まれる(売れやすい)宝石の違いが反映されているとも言えます。
それはさておき、綺麗な宝石が並んでいますね。
「ルルとララ」では、12ヶ月分の「誕生石ゼリー」それぞれに、どんなジュースを使えば良いか書かれています。
もちろん、ジュースやかき氷シロップなどを使って、自分で工夫してみても面白いですよ。
【宝石って何?】
とは言え、科学的に「これが宝石である」という定義はありません。
「宝石」は、美しくて、滅多に見つからない(希少価値が高い)石、ということになります。
サイズが大きければ大きいほど、見つけるのは難しくなるので、大きい宝石ほど価値が高いのは当然ですね。
化学組成で定義することも出来ません。
ダイヤモンドは「炭素」の塊ですし、ルビーとサファイアは、両方「酸化アルミニウム」の仲間です。
どれも、大地の中で熱や圧力を受けて変成して出来たものです。
一方で、サンゴやパール(真珠)は、海の生物由来の「宝石」ですし、コハクはいわば植物の「化石」です。
となると、話は元に戻って、「宝石」は、美しくて、滅多に見つからない(希少価値が高い)石、ということになるのです。
「なぜ美しいか」は科学で解き明かすことは難しいですが、何で出来ているのか、どのように出来たのか、ということを調べることは出来ます。
「錬金術」は、その名の通り「金」を産み出そう、という学問でした。
「金」こそ出来ませんでしたが、科学によって、「ダイヤモンド」や「サファイア」は人工で作ることが出来るようになっています。
例えば、三菱鉛筆さんが出しているシャー芯「ユニ ナノダイヤ」は、
芯一本あたり、およそ4億個のナノダイヤが配合されています。
1ケースに40本入っているので、1ケース買うと、
40本×4億個のナノダイヤを手に入れたのと同じです。
(目には見えませんけれど)
また、時計の文字盤やiPhoneカメラのカバーに
「サファイアガラス」が使われていることがあります。
この化学組成は「サファイア」と同じで、硬くて熱にも強く、
重力波検知装置「KAGURA」にも「人工サファイア鏡」が使われています。
何を美しく感じるかは人それぞれですが、科学は美しいものの本質を解き明かしたり、その再現を試みたりすることも出来る学問なのです。
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