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【姫路動物園】ホッキョクグマの赤ちゃん「フブキ」くん!
- 05_見学・おでかけ
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
2020年12月26日に生まれて、もう半年近くになります。
いよいよ赤ちゃんホッキョクグマの名前が決定しました!
【赤ちゃんの名前は「フブキ」!】
赤ちゃんホッキョクグマの名前の発表は、何と秋田県知事の定例記者会見でも行われました。
ライブ配信のアーカイブでご覧ください。
0:09:20からは、生まれた時からの映像がダイジェストでまとめられていますので、是非ご覧ください。
男鹿水族館さんが「男鹿水族館GAO 公式チャンネル - YouTube」でこまめに成長の様子をアップしてくださっていたので、これまでも成長の様子を楽しみに見ていました。
なので、懐かしい映像がたくさんですし、あの映像やあの映像など、飼育員さんは削るのに困っただろうなと思います(笑)
というわけで、父親「豪太」と母親「ユキ」の子で「フブキ」くん。
これからも元気いっぱいに育って欲しいと思います。
そして、いつか、実際の「フブキ」くんの映像をこのページでもアップしたいですね…その頃には、もう大人になっているかな?
【シロクマの生態】
「ホッキョクグマ」は「シロクマ」とも言いますが、「ホッキョクグマ」の方が正しい和名です。
英語でも「polar bear」(極地のクマ)と呼ばれます。
ホッキョクグマはもちろんクマの仲間。
ヒグマやツキノワグマ、パンダもクマの仲間ですね。
(神戸市立王子動物園のコウコウ)
<ベルクマンの法則>
これらのクマの中で最大の大きさになるのが、このホッキョクグマ。
ドイツの生物学者ベルクマン博士が提唱した「ベルクマンの法則」というものがあります。
「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」
という内容で、つまり「同じ種類の動物だと、寒いところに住んでいる方が大きくなる」ということです。
分布域 | 種類 | 体長(㎝) |
熱帯 | マレーグマ | 100-140 |
温帯 | ツキノワグマ | 130-200 |
温帯~寒帯 | ヒグマ | 150-300 |
北極近辺 | ホッキョクグマ | 200-300 |
これは、大きくなるほど、身体が温まりやすくなる一方、表面積が相対的に減って体温の放出を抑えられるからだと言われています。
<ホッキョクグマの毛は透明?>
ホッキョクグマはシロクマとも言われ、真っ白な毛並みをしていますが、
白く見える毛は実は透明で、光を乱反射して白く見えているのだそうです。
透明なものが白く見える、というのは、たとえばセロハンテープや透明なストローの束を見てもらえば分かりやすいかと思います。
簡単に出来る実験ですので、これも近いうちに実験動画にしたいですね。
【ホッキョクグマの現在】
2021年6月現在、日本でホッキョクグマを飼育している動物園・水族館は下記になります。
北海道 | 円山動物園・旭山動物園・おびひろ動物園・釧路市動物園 |
東北 | 八木山動物公園・男鹿水族館 |
関東 | 上野動物園・よこはま動物園・八景島シーパラダイス |
東海 | 日本平動物園・浜松動物園・豊橋動物園 |
近畿 | アドベンチャーワールド・天王寺動物園・王子動物園 |
中国 | 円山動物園 |
四国 | とくしま動物園・とべ動物園 |
九州 | 熊本市動植物園 |
(動物園と水族館 (jaza.jp) 「動物を探す」より)
国内での繁殖を進めるために、動物園・水族館での移動によるカップリングが行われており、姫路市立動物園から「ユキ」と「ホクト」が引っ越していったのも、その一環、ということになります。
気候変動の影響を受け、野生のホッキョクグマも数を減らしたり、人と接する機会が増えてしまったりする中、動物園・水族館が研究施設として、種の保存についての知見・経験を深めることは、今後の保護活動にも大きく資することでしょう。
まずは、「フブキ」くんが健康に大きくなっていくことを、そして、いつか直接会える日を楽しみにしたいと思います。
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