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【2024年初詣】青龍神社@明石
- 05_見学・おでかけ,社会,09_その他
SDGsアドバイザーが講師をつとめる、兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
2024年甲辰の初詣、行きたい神社がありました。
その名も「青龍神社」。
明石に向かって浜国道を走る時に、よく目にしていて、気になっていたのです。
今年は辰年。せっかくなので、ここに初詣にお伺いすることにしました。
【青龍神社】
「青龍」と言えば、「白虎」「朱雀」「玄武」と並ぶ、四神の1つ。
「東」を司り、「春」を象徴します。
方位 | 四神 | 地勢 | 色 | 季節 |
---|---|---|---|---|
東 | 青龍 | 川/流水 | 青 | 春 |
西 | 白虎 | 道/大道 | 白 | 秋 |
南 | 朱雀 | 沢/湖沼 | 朱 | 夏 |
北 | 玄武 | 山/丘陵 | 玄 |
冬 |
しかし、近隣に他の四神を祀った神社があるわけではなさそうなので(さかのぼって調べたわけではないですが)、ここは単体でこの名前を名乗っているようです。
によると、この神社の場合、もとは厳島神社が祀られていたところに、建長6(1254)年、と言いますから鎌倉時代に、今祀られている神様をお呼びし、「青龍神社」を名乗るようになった、とのことですが、名前の由来までは分かりませんでした。
【縄文遺跡:藤江出ノ上遺跡】
もとは厳島神社である、との説明でしたが、さらにさかのぼると、ここは縄文時代の遺跡であることも分かっているそうです。
ここの説明によると、当時は海面が高かったために、今は高台であるこのあたりが海に近い場所であり、縄文土器等が発掘されている、ということです。
この土器類は、明石市立文化博物館 (akashibunpaku.com)で見ることが出来ます。
明石では、1.5万年前から2万年前には狩猟・採集で生活する人々がおり、明石近辺で20人くらいの人々がいたと考えられています。
もしかすると、かつての生活の地が、海が引くことで小山となり、その記憶から大切な場所として、何らかの祭祀が行われてきたのが、もともとの由来なのかもしれませんね。
【青龍神社の祭神は…】
では、どんな神様をお迎えしたか、というと、この神社の祭神は
葺不合命(フキアエズノミコト)
神武天皇(ジンムテンノウ)
玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)
允恭天皇(インギョウテンノウ)
少海童神(ワタツミノカミ)
となっています。
「神武天皇」を中心に、その両親である「葺不合命」「玉依姫命」、
第19代天皇である「允恭天皇」、
海の神様である「少海童神」が祀られている、ということになります。
ここの「青龍」の名は、海を司る神としての名前なのかもしれませんね。
参考:⛩青龍神社|兵庫県明石市 - 八百万の神 (yaokami.jp)
【青龍神社への初詣】
さて、鳥居から続く階段を上ると、景色が開け、本殿が目に入ります。
さして広い境内、というわけではないですが、手入れが行き届いて、気持ちの良い空間になっています。
氏子の方々が、丁寧にお祀りされていることが伝わってきます。
左右の倉庫にはお神輿が仕舞われているのでしょうか。
お祭りの時期に来てみるのも良いかもしれません。
狛犬単体の写真は撮りませんでしたが、足元にそれぞれ鏡餅を頂いていて、可愛らしく微笑ましいお姿でした。
そして、本殿の上に彫られている龍が素晴らしい。
「青龍神社」の名前に相応しく、力強く立派な龍が彫られています。
この「龍」にお会いできただけでも、来た甲斐がありました。
「甲辰」の2024年、平和で恵まれた1年であることを祈念いたします。
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