ブログ・お知らせ
【新野探訪】くるくる回るたくさんの水車!
- 03_自由研究,05_見学・おでかけ,理科,社会
SDGsアドバイザーが講師をつとめる、兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
しかも、この大きさで、乾かすと大人二人で持っていける軽さになるとのこと。
加西の「あじさい」さんにて、「タック先生の〈体験型〉エネルギー実験講座 」を実施した際、
「新野に行けば、水車が動いているところを見れるよ」というお話を頂きました。
「ここからそんなに遠くない」ということだったので、加西から新野に向かいました!
【水車の郷 新野】
駅前のロータリーに車を回すと、「新野水車の郷」の看板が。
そして、水車の案内板も立てられています。
案内板によると、そんなに遠くないから歩いて探すか、となったのですが、
この時はまだ、風景の中に水車があることに、気付いていなかっただけでした。
【水車のはたらき】
「水車」の役割はいくつかあります。
エネルギーのお話でしているのは、水力発電。
水の流れる力を利用して、タービンを回し、発電につなげます。
さて、発電より前には、この動力を利用して、精粉などが行われていました。
ドイツで見たのはクルミを挽いて、油を搾るもの。
なお、ドイツでは「水力ケーブルカー」にも乗ったりしたのですが、この動力の使い方はあまりないかなぁと思います。
この新野にも「米搗き小屋」はあるのですが、ほとんどは「揚水」に使われています。
つまり、下に流れる川の水を、その流れる力そのものを使って、高いところに運ぶ、という使い方です。
流れを受ける羽根と、水を汲む桶が組み合わされているのが、この仕組みの秘密。
桶の角度が絶妙で、下では水を汲んで、上に来た時に水がこぼれるように出来ています。
しかも、この大きさで、乾かすと大人二人で持っていける軽さになるとのこと。
先人の叡智に感服するばかりです。
流れに沿って歩いていくと、水車小屋にたどり着きました。
この水車小屋では、精米を行う、ということで、他の水車とは用途が違います。
先ほどの、ドイツのクルミの精粉に近い使い方ですね。
のどかな田園風景の中、面白いものを見ることが出来ました。
私の他にも、見学に来られていた方が何人かいらっしゃいましたよ。
維持管理は大変だと思いますが、田んぼだけでなく、たくさんの人の心を潤してくれるこの水車が、長く使われることを期待します。
オススメ記事
-
- 03_自由研究,05_見学・おでかけ,お知らせ
-
- 03_自由研究,国語,社会
-
- 03_自由研究,04_イベント・講演会,理科