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【新野探訪】くるくる回るたくさんの水車!

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加西の「あじさい」さんにて、「タック先生の〈体験型〉エネルギー実験講座 」を実施した際、
「新野に行けば、水車が動いているところを見れるよ」というお話を頂きました。
「ここからそんなに遠くない」ということだったので、加西から新野に向かいました!


【水車の郷 新野】


駅前のロータリーに車を回すと、「新野水車の郷」の看板が。
そして、水車の案内板も立てられています。

 

案内板によると、そんなに遠くないから歩いて探すか、となったのですが、
この時はまだ、風景の中に水車があることに、気付いていなかっただけでした。

 


【水車のはたらき】

「水車」の役割はいくつかあります。

エネルギーのお話でしているのは、水力発電。
水の流れる力を利用して、タービンを回し、発電につなげます。

関西電力さんの下記のページで詳しく解説されています。


さて、発電より前には、この動力を利用して、精粉などが行われていました。
ドイツで見たのはクルミを挽いて、油を搾るもの。

 

なお、ドイツでは「水力ケーブルカー」にも乗ったりしたのですが、この動力の使い方はあまりないかなぁと思います。


この新野にも「米搗き小屋」はあるのですが、ほとんどは「揚水」に使われています。
つまり、下に流れる川の水を、その流れる力そのものを使って、高いところに運ぶ、という使い方です。


流れを受ける羽根と、水を汲む桶が組み合わされているのが、この仕組みの秘密。
桶の角度が絶妙で、下では水を汲んで、上に来た時に水がこぼれるように出来ています。

  


しかも、この大きさで、乾かすと大人二人で持っていける軽さになるとのこと。
先人の叡智に感服するばかりです。

 

流れに沿って歩いていくと、水車小屋にたどり着きました。
この水車小屋では、精米を行う、ということで、他の水車とは用途が違います。
先ほどの、ドイツのクルミの精粉に近い使い方ですね。

のどかな田園風景の中、面白いものを見ることが出来ました。
私の他にも、見学に来られていた方が何人かいらっしゃいましたよ。

維持管理は大変だと思いますが、田んぼだけでなく、たくさんの人の心を潤してくれるこの水車が、長く使われることを期待します。

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