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【生野銀山】銀鉱石を見てみよう!
- 03_自由研究,05_見学・おでかけ
「生野銀山」の記事の続きです。
銀は元素記号で「Ag」。
現在、世界で最も産出量の多い国はメキシコであり、二位は中国ですが、
かつては、日本も大産出国の一つでした。
銀山内で「鉱脈」が示されている箇所がありました。
確かに、言われてみれば縞模様になっているかも…。
そして、生野銀山に展示されていた銀鉱石がこちら
なのですが、正直、たとえこんな石を見つけても、
これに銀が含まれているとか分からないな、と(笑)
さて、この鉱石を銀にするのに使われたのが、「灰吹法(はいふきほう)」です。
「吹屋資料館」では、たくさんの人形たちがこの工程を再現してくれていました。
燃やして、燃やして、燃やす。
その際、どの用具を使い、何を加えて加熱することで、何に変化させるのか。
ここで行われているのは、まさに化学と科学の工程に他なりません。
「地学」も「化学式」も無い中で、先人の経験と知恵は、
銀鉱石を見つけ、それを銀へと精錬する方法を見つけていったのです。
そう考えると、本当にすごいものだと感心させられます。
既存の知識を学び、さらに実践・実験を通じて、改善を積み重ねる、
あるいは、全く別のアプローチから解決策を見つけていく。
まさに、「科学」そのものが、生野銀山にはありました。
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