キッズアース播磨町校「共明塾」

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【紙をつくる】杉原紙の里へ!

    03_自由研究,05_見学・おでかけ

杉原紙」という和紙があります。

かつては献上品や贈答用にも使われた、上質の和紙です。

江戸時代には、全国に各地の名を冠した「杉原紙」が流通していましたが、そのルーツは、現在の兵庫県多可町にあり、ここには「杉原紙の里」があります。

6月の紙漉き体験を前に、ここにお伺いして話を聞いてきました。

和紙の原料は「ミツマタ」「コウゾ」「ガンピ」ですが、
杉原紙」は主に「コウゾ」を原料としています。

コウゾ」はクワ科の植物。

冬場に樹皮を剥ぐために伐りますが、左端の写真のように、春になると新芽が伸びてきて、また冬に伐れるようになるそうです。
真ん中の写真は、2〜3年伐らずにおいたもの。
そうすると、右端のように花も咲かせるそうです。

ただ、このコウゾの新芽をシカが食べてしまうそうで、そうなるとコウゾが育たなくなってしまうとのことでした。

さて、和紙作りを見ていきましょう。

このコウゾを伐って、煮て、皮を剥ぎ、茶色い部分も取って、
樹皮と白木の間の白い部分だけを集め、冬の水にさらし、乾燥させます。

これをさらに煮て、

撹拌して、

トロロアオイの液と混ぜて、紙漉きへと進んでいきます。

上の写真の紙の束は厚く見えますが、これは、薄い和紙が何枚も重なったもの。
材料によって、また漉き込む厚さによっても、様々な和紙が流通していました。

もっと詳しい和紙の歴史の勉強や、紙漉き体験、和紙の購入は、隣の「寿岳文庫」で出来ますよ。

また、川を挟んだ対岸には、道の駅 杉原紙の里 多可もあり、美味しい料理を頂くことも出来ます。

何より、静かな山の空気に抱かれて、澄んだ川のせせらぎを聞きながら過ごす時間が、心と身体をリフレッシュさせてくれました。

さて、キッズアース播磨町校でも、6月に紙漉き体験をやりますよ!

実験教室として、顕微鏡・マイクロスコープで紙の繊維も見てみます。

既に申込は満員のため終了していますが、ご要望あれば、出張体験もしますので、お気軽にお問合せください。

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