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【子年】十干十二支(じっかんじゅうにし)のお話
- 国語
2020年は「子年(ねどし)」です。
皆さんも年賀状で、たくさんのネズミの絵を見たことと思います。
この十二支の動物たちについては、面白いお話があります。
ところが、この十二支の動物、国によって少し違ったりもするのです。
こんなことを調べてみるのも、面白いかもしれませんね。
さて、以前、十二支について、
【子午線の街 明石散策】巽櫓・坤櫓と子午線
【古典入門】正「午」の正体
という記事の中で、昔は方角や時間も十二支で表していた、という話をしました。
「子」は、十二支のはじめだけあって、方角でも時刻でも起点になっているのですね。
今回の題名、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」としました。
「十二支」は上の図でも分かりますし、年賀状で馴染みもありますね。
では「十干」とは何でしょう?
「十干」を並べてみます。
「甲・乙・丙」くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
実はこれには続きがあって、全部で10個。
これが「十干」とよばれているものです。
そして、これは、「五行思想」とも結びついて、
「木」「火」「土」「金」「水」という5つの性質が割り振られ、
さらにその「兄」「弟」という形で10の性質を表しています。
昔は、この「十干」と「十二支」の組み合わせで、どんな年かを表わしていたのです。
有名なものだと「甲子園」。
この「甲子」は、起工式のあった1924年をさしています。
同様に、「壬申の乱」の「壬申」は672年。
「戊辰戦争」の「戊辰」は1868年。
中国の「辛亥革命」の「辛亥」は1911年。
申年、辰年、亥年の出来事だったんだ、と考えると、少し親近感がわいてきますね。
2020年は「庚子」。
「かのえね」あるいは「こうし」と読みます。
東京でオリンピックが行われる今年は、いったいどんな年になるでしょうか。
穏やかで楽しい年になることを願います。
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