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【ひょうご出前環境教室】「タック先生のエネルギー実験教室」開催!

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兵庫県の理科実験教室キッズアース播磨町校です。
サイエンスショーや、Youtubeでの「1分間実験動画」配信なども行っています。
お気軽にお問合せください。
東大卒講師が勉強のノウハウを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。

さて、キッズアース播磨町校では、様々なサイエンスショーや実験工作を行っていますが、
代表講師のタック先生がボランティアで行っているサイエンスショーがあります。

それが、「ひょうご環境創造協会 (eco-hyogo.jp)」さんの「ひょうご出前環境教室 」に登録している
「#4 タック先生のエネルギー実験教室」です。




8月20日、姫路市立飾磨児童センター (himeji-sfj.or.jp)さんからご依頼いただき、この講座を実施してきました。

  

【タック先生のエネルギー実験教室】


この講座の話の中心となるのは、三人の偉大な科学者です。

まずは、アメリカの科学者、ベンジャミン・フランクリン。



有名なのは、雷を使った実験です。


By Alfred Jones, for the Bureau of Engraving and Printing - Restoration by Godot13, Public Domain, Link

この実験によって、「雷」が「電気」であることが分かりました。
(この実験は大変危険なため、絶対に真似をするべきではありません。)

「雷」の正体は、大きな「静電気」です。

「静電気」を使った実験をいくつか行い、「箔検電器」を作ってもらいました。




次に登場してもらうのは、イタリアの科学者、アレッサンドロ・ボルタ。




このお札の背景にもある、「ボルタの電池」で有名です。


この電池は、亜鉛と銅を交互に並べたものを使っていますが、これを簡単にした実験を行います。

使うのは、「アルミのお皿」「銅のゴミ受け」「お酢」と「ワニ口クリップ」。
今回は電子メロディの音を鳴らします。

ジャンケンに勝った5人の参加者に、順番に「お酢」を注いでもらいましたよ。

 

5つ目の「お皿」に「お酢」を注ぐと、見事メロディが流れ始めました!


最後に登場して頂くのは、イギリスの科学者、マイケル・ファラデー。



科学本の歴史に残る名著、『ロウソクの科学』の作者でもあります。
しかし、ファラデーの素晴らしい発見は、電気と磁石の関係を明らかにしたことです。
ファラデー自身が発明したものとは違いますが、手回し発電機を使って、自分たちで電気を作ってみましょう。




現代の「発電所」でも、この「クルクル回して発電する」という方法が使われています。
  
「風力発電」や「水力発電」は分かりやすいですね。
実は「火力発電」でも、お湯を沸かして、その水蒸気でタービンを回す、という方法で電気を作っています。

そして、なんと「原子力発電」も、「火力発電」と同じく、
お湯を沸かして、その水蒸気でタービンを回すということをしているのです。


名前だけ聞くと、「原子力」を使ってエネルギーを作り出すように聞こえますが、
「原子力」のエネルギーそのものは、お湯を沸かすのに使われているだけ、というのは少し驚きですね。

そして、現在、よく見かけるようになったのが「太陽光発電」。
この発電は、他の「クルクル回して発電する」のとは全く違う仕組みです。


まさに、未来のエネルギーといった感じがしますね。

姫路市立飾磨児童センター (himeji-sfj.or.jp)さんの屋根にも、太陽光発電パネルが設置されていました。

 


他にも、「地熱発電」や「潮汐発電」など、様々な自然エネルギーによる発電の方法が模索されています。

未来のエネルギーについて考えてみましょう!



【SDGsとエネルギー教育】



「SDGs」は「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。

エネルギーについて考えることは、「7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」だけでなく、
9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「11:住み続けられるまちづくりを」というインフラ整備の話でもありますし、
13:気候変動に具体的な対策を」「14:海の豊かさを守ろう」「15:陸の豊かさも守ろう」にも関わってきます。
エネルギーに関しても、「12:つくる責任 つかう責任」は考えなければいけません。

もちろん、この講座自体が「4:質の高い教育をみんなに」という取り組みでもあります。


実際に手を動かしてみて、エネルギー問題に関心をもってもらい、
将来の新しいエネルギー開発に興味をもつきっかけになれたら幸いだなと思っています。


【ひょうご出前環境教室&飾磨児童センター】


「#4 タック先生のエネルギー実験教室」として行われました。

この講座、お申込みは無料で、色々な会場で実施できます。
(当講座は、実験教室として皆さんにキットをお配りする関係で、材料費は頂いております。)

しかも、この講座だけでなく、様々な「授業」がラインナップされていますので、
ご興味のある方は、是非チェックしてみてください。





子供向けの様々な取り組みを行っていらっしゃいます。

今回は、広い会場を使って、少ない人数で、という実施でしたが、
コロナが一段落し、再び子どもたちのにぎやかな声が聞こえるようになることを願っています。


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